吉松隆オーケストラ傑作選

3月11日、東京芸術劇場で「吉松隆の〈英雄〉 吉松隆オーケストラ傑作選」を聴いてきました。
	私にとって吉松隆さんはアニメ『Astroboy 鉄腕アトム』と大河ドラマ『平清盛』の人ではあるのですが……。
	一度、純音楽作品をちゃんと聴きたいと思っていたので、今回は恰好の公演でした。
	原田慶太楼指揮、東京交響楽団の演奏。
	演目は、
	「鳥は静かに… op.72」
	「鳥のシンフォニア “若き鳥たちに” op.107」
	「タルカス」
	「交響曲第3番 op.75」
	いやー、よかった。
	シベリウス的な「鳥は静かに…」、ポップなリズムも登場する「鳥のシンフォニア」、ELPの名曲をオーケストラ曲にした「タルカス」、重厚で、ときに激しく躍動感に富んだ交響曲第3番。
	現代音楽だけど暗鬱なところがなく聴きやすい。それに面白い。
	『アトム』や『平清盛』のルーツを確認できた思いです。
若い世代の聴衆が多く見えたのも印象的。物販でスコアを買い求める人もいて、音楽をやっている人なのでしょう。
ミーハーなのでサイン会に並んだら、列が1階から3階まで伸びていて、サインもらうまで30分くらいかかってしまった。
で、吉松さんに「『鉄腕アトム』の音楽大好きです」と言ったら苦笑されてしまった。いや、照れていたのかな。そう思おう。
☆ロビーに展示されていた吉松さんのスコア、ノート類(接写でなければ撮影可と確認して撮影してます)
	
	
	
	
	