劇伴倶楽部 > 腹巻猫ブログ > 音楽・サウンドトラック の記事

いよいよ発売!

《SOUNDTRACK PUB》レーベル第30弾「シートン動物記 くまの子ジャッキー/りすのバナー 音楽集」がいよいよ6月22日に発売になります。

小森昭宏先生の音楽をたっぷり詰め込んだアルバムです。

「世界名作劇場」に比べるとあまり知られてない印象ですが、『くまの子ジャッキー』は放送当時観ていて大好きでした。
主題歌と森やすじさんのキャラクター、伊藤主計さんの美術、音楽も絵もしみじみとよかったです。

フランスでは「Bouba」というタイトルで放送されたらしいんですね。
1981年の初放送時は、音楽はフランスの音楽家のものに差し替えられたが、2003年に放送されたヴァージョンはダビングがやり直され、オリジナルの日本の音楽が使用された… とフランスのアニメ音楽ファンサイト「ANSONG」に書かれていました。

そのANISONGでCDを紹介していただきました。ありがとうございます!
https://anisong.fr/news/les-musiques-originales-de-bouba-reeditees-en-cd/

海外の『くまの子ジャッキー』ファンのみなさんにも聴いていただきたいです。

ぜひぜひ、お求めください!

シートン動物記 くまの子ジャッキー/りすのバナー 音楽集

怪獣映画音楽コンサート「KAIJU CRESCENDO」

怪獣映画音楽コンサート「KAIJU CRESCENDO」

「KAIJU CRESCENDO」は2019年にシカゴで開催されたコンサートです。日本の怪獣映画音楽を70人を超えるオーケストラが演奏。ミレニアムシリーズ3作の音楽を手がけた大島ミチルさんが出演し、自作の組曲を指揮しました。

開催にあたって、クラウドファンディングが立ち上げられ、世界から支援を募ったんですね。私も特撮音楽ファン、大島ミチルファンのひとりとして支援しました。

無事コンサートは開催され、クラウドファンディングのリターンであるライブCDが到着しました。支援者特典のポストカード付きです。

本来はもっと早く届くはずだったのですが、世界がコロナ禍に突入してしまったため、CDの制作が遅れたそうです。
しかし、支援はコンサートを成功させるのが目的ですので、私はまったく気にしていませんでした。

KAIJU CRESCENDO CD back

KAIJU CRESCENDO DISC 1

KAIJU CRESCENDO DISC 2

コンサートは2部構成。
第1部は伊福部昭、佐藤勝の特撮怪獣映画音楽を演奏。指揮はジョン・デセンティス(John Desentis)。
『ゴジラ』『ラドン』『ゴジラの息子』『地球防衛軍』『日本誕生』『ゴジラ対メカゴジラ』からの選曲です。『日本誕生』が演奏されるのは珍しいのでは。『ゴジラ対メカゴジラ』は「ミヤラビの祈り」の歌入り。
シカゴのミュージシャンが演奏する伊福部昭、気のせいか日本のオーケストラよりスマートな響きに聴こえます。

第2部が本命で、大島ミチルさんが作曲したゴジラ映画音楽を特集。
『ゴジラ×メガギラス』『ゴジラ×メカゴジラ』『ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS』の3作の、それぞれ約10分におよぶ組曲です。
このコンサートのために大島ミチルさんがスコアを起こし、指揮も大島ミチルさん自身。
そして、コンサートのために書き下ろした新曲『G in Chicago「C.H.C.A.G.」』の初演も!
アンコールは大島ミチル版ゴジラのテーマ。

気迫すら感じられる渾身の演奏です。録音を聴いていても、会場の興奮と熱気が伝わってきます。燃えますね。
アンコールの手拍子と歓声を聴くと、大島ミチル版ゴジラのテーマがいかに海外のファンにも愛されているかがわかります。
すばらしいコンサートを応援できてよかったです。

残念ながらシカゴの会場で聴くことはできなかったので、CDを爆音で聴いてコンサートの雰囲気を体験したいと思います。

いつか、ぜひ日本でも!

このCD、Amazonやタワーレコードなどでも買えるようです。

ジャケット画像

勝利確定! ~ウルトラヒーロー バトル・ミュージック・コレクション

「勝利確定!」ジャケット画像

届きました~!(買いました)

「勝利確定! ~ウルトラヒーロー バトル・ミュージック・コレクション」

トヨタトモヒサさん渾身の企画・構成・解説によるCD、全3巻。

ウルトラマンの戦闘シーンに流れるBGMのコンピレーションです。

昭和編が1枚、平成編が2枚組、ニュー・ジェネレーション編が2枚組とボリュームたっぷり。この配分に時の流れを感じますね。

ポイントのひとつは劇場作品も含めていること。こういう企画では劇場作品がよけられちゃうことも多いので、並べて聴けるのは新鮮だし、ありがたい。
ほかにも、同一モチーフのヴァリエーションを並べたり、ボーナストラックで変身(登場)ブリッジをまとめたり、解説で各曲の使用場面にも言及したりと、ファンのツボをついてくる作りに頭が下がります。

昔、高島幹雄さんの企画で「ウルトラマン テーマ音楽コレクション」というCDの構成と解説のお手伝いをしたことがありますが、なかなか、そこまではできませんでした。

ウルトラマンシリーズの歴史を音楽でたどるアイテムとしても恰好ですね。 CDを聴いてから本編を観返すという楽しみ方もありそう。

細かいことで感心したのは、昭和編は1枚なのにCDのケースを少し厚めのものにして、2枚組の平成編、ニュー・ジェネレーション編と背の幅をそろえてあること。棚に並べたときの統一感を考えての配慮でしょう。メーカーの気合を感じます。
CDが売れない時代ですが、こういう企画が通って実現するのは本当にうれしいです。

コロムビアの通販サイトで3巻セットを買うと、特典の三方背収納ケース付き!(なくなり次第終了)
https://shop.columbia.jp/shop/g/gS4165/

特典付き3巻セット

ミラクルガール オリジナル・サウンドトラック

: アルバム・ジャケット

《SOUNDTRACK PUB》レーベル第29弾 「ミラクルガール オリジナル・サウンドトラック」 を3月30日に発売します。
https://www.soundtrackpub.com/label/cd/STLC045.html

1980年に放送されたTVドラマ『ミラクルガール』の初のサウンドトラック・アルバムです。

『ミラクルガール』は『プレイガール』『ザ・スーパーガール』の路線を受け継いだ、東映制作の女性探偵アクションドラマ(お色気アクションとも言われる)。
由美かおるを主演に迎え、探偵事務所オフィスミラクルに所属する7人の女性探偵の活躍を描く痛快作。痛快作と言ってもシリアスなエピソードもあり、コメディあり、 ホラーありと、バラエティに富んだエピソードが楽しかったです。

音楽は同時期に東映のTVドラマ『非情のライセンス』も手がけていた渡辺岳夫。
キラキラしたシンセの音やハモンドオルガンなどを使ったミラクルサウンドをお聴きください。女性アクションものということで、ちょっと『キューティーハニー』っぽいところもあります。
由美かおるが歌う主題歌も収録。
BGMは全曲初商品化です!

Amazonの予約がまだできませんが、ARK SOUNDTRACK SQUAREさんで予約受付中です。 https://arksquare.net/jp/detail.php?cdno=STLC-045

この女性探偵アクション路線では、『ザ・スーパーガール』のサントラを日本コロムビアで作らせていただいたのも思い出深いです。こちらの音楽は馬飼野康二さん。
Columbia Sound Treasure Series ザ・スーパーガール オリジナル・サウンドトラック

 ザ・スーパーガール

その次の作品のサントラを自分で作ることができたのも、ご縁だなぁと。

ちなみに『ミラクルガール』は今、YouTubeのTOEI Xstream theaterで、毎週1話ずつ配信されています。 https://www.youtube.com/playlist?list=PLWOibgbqbs8M1amBL35PtiJCn7LjXP2vc

日本科学未来館「『AKIRA』の音」

日本科学未来館「『AKIRA』の音」

先日、お台場の日本科学未来館で公開中の展示「『AKIRA』の音」を体験してきました。

「『AKIRA』の音」とは?
 ↓
-----
大友克洋のアニメ映画『AKIRA』の“音楽を体感する”常設展示が日本科学未来館でスタート
https://www.fashion-press.net/news/71395
----

アニメ映画『AKIRA』(1988)の音楽を紹介する異色の展示です。

約15分の映像で、前半では山城祥二がどのように『AKIRA』の音楽を作っていったか、後半では山城自身が選んだ『AKIRA』の音楽的名場面が紹介される。

正直、どんなものか不安まじりでしたが、わざわざお台場まで行ってよかったです。

映像は3つのスクリーンを使ったマルチスクリーンで上映。 左右のスクリーンに画像やコメントが映し出されて、理解を助けてくれます。前半は文化映画(教育映画)っぽいです。まあ、科学未来館の展示なので、エンタメ寄りではないってことですね。

後半の名場面上映では、作曲家自身が開発した6つのスピーカーによるサウンドシステムで96kHzのハイレゾ音源を再生。これは得難い体験でした。
サブのスクリーンに今流れている音楽についての作曲者によるコメントが映し出されるので、ライナーノーツ読みながらサントラ聴いてるような気分にもなります。

で、ふと周囲を観ると、正面のスクリーンにのみ集中してる人がいるんです。これはもったいない。マルチスクリーンならではの上映なので、左右のスクリーンにも気を配るとより興味深く観られるんです。

15分という短い上映ですが、すごく充実した体験をした気分になりました。
『AKIRA』とアニメ音楽に興味ある方は体験して損はないと思います。

「『AKIRA』の音」は2022年2月末まで公開予定。 常設展示の入館料(630円)だけで体験可能。
科学未来館のほかの展示も楽しいですよ。
元SF少年にはたまりません。