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追悼・松島みのりさん

キャンディ・キャンディ SONG&BGM COLLECTION

『キャンディ・キャンディ』のキャンディ役などで活躍した声優・俳優の松島みのりさんが、4月8日に亡くなりました。81歳でした。

とても悲しいです。

子どもの頃から親しんだ声でした。
キャンディを筆頭に、上条茜(『あかねちゃん』)、どろろ(『どろろ』)、ひよこ(『てんとう虫のうた』)、弓さやか(『マジンガーZ』)、サチ子(『ドカベン』)、ルル(『リトル・ルルとちっちゃい仲間』)、ルーシーメイ(『南の虹のルーシー』)など元気で明るいキャラクターで楽しませてもらいました。
80年代になると、『おはよう!スパンク』のせりのや『ガラスの仮面』の姫川亜弓といった、ヒロインのライバル的存在のおすましキャラも演じています。プライド高いけれど憎めないキャラは松島さんの声あってこそでした。
男の子役では『怪物くん』のヒロシや『どうぶつ宝島』のジム、『キン肉マン』のミートくんなど。どれも元気いっぱいで、思い立つとじっとしていられないタイプ。男の子でも女の子でも、そういうキャラが松島さんにはぴったりでした。

しかし、それだけではないのが松島みのりさんのすごいところ。

60~70年代にSFテレビドラマに熱中していた私にとっては、松島みのりさんといえば、『宇宙大作戦』のウーラ(ウフーラ)であり、『謎の円盤UFO』のゲイ・エリス中尉です。 アニメのはじけたキャラと違い、こちらは仕事のできる大人の女性!という雰囲気。なおかつ、チャーミングで、ほのかにお色気もある。特にエリス中尉は子ども心に魅了されましたね。

こうした大人の女性も演じられる方だからこそ、『キャンディ・キャンディ』でキャンディが苦難をのりこえて運命を切り拓いていく姿にも説得力が出たのだと思います。

あと、松島みのりさんといえば思い出すのが、『牧場の少女カトリ』に登場する女医ソフィヤ。登場回数は少ないですが、カトリと出逢い、カトリに将来の道への示唆を与える重要な役どころです。
このソフィヤは、女医ということもあって『キャンディ・キャンディ』のキャンディの成長した姿を思わせるキャラクター(キャンディは看護師でしたけど)。特に2回目に登場したときは自動車を運転する最先端の女性として現れます。その運転は荒っぽく、乗せてもらったカトリが目を回してふらふらになる描写がある。『キャンディ・キャンディ』でキャンディがステアの自動車に乗る場面を思い出しますね。スタッフはキャンディを意識していたのでは?と私は疑っています。

それから、70年代のラジオドラマ(TBSラジオ劇画)『ブラック・ジャック』のピノコ役も思い出深いです。ブラック・ジャックは岸田森さんでした。このピノコははまり役だったなぁ。

近年では、2018年に公開された『劇場版 マジンガーZ/INFINITY』に、列車内アナウンス役でカメオ出演的に出演されていましたね。

まだまだお元気で活躍してほしかったです。

心より、御冥福をお祈りいたします。

声優・俳優の松島みのりさん死去(日刊スポーツ)