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京都太秦映画村

京都太秦映画村

12月の頭に京都へ行く用事があり、ついでに太秦映画村に寄ってきました。

実は入るのは初めて。
前から行きたいと思っていたのですが、機会がなかったのです。

昔は太秦映画村といえば時代劇のイメージでしたが、今は特撮もアニメも、なんでもあり。
子どもから大人まで楽しめるアミューズメントパークになっていました。

入口の建物「パディオス」に入るといきなり仮面ライダーがお出迎え。

仮面ライダーたち(1)

1971年の『仮面ライダー』第1作放映から50周年を記念してでしょうか、歴代仮面ライダーが勢ぞろいしていました。
劇場版ポスター(近年のものだけですが)や『仮面ライダーセイバー』の撮影で実際に使用された「ファンタジック本屋かみやま」のジオラマ(キャストサイン入り)なども展示されていて盛り上がります。

仮面ライダーたち(2)

仮面ライダーたち(3)

仮面ライダーたち(4)

「仮面ライダー」劇場版ポスターギャラリー

劇場版セイバーで使用されたジオラマ

別の一角では「東映アニメギャラリー」の展示も。

東映アニメ映画ポスターや作品資料、フィギュアなどが展示されています。
コンパクトですが、ぎっしり詰まった感があって楽しい。
資料もなかなか貴重です。

東映アニメポスター(1)

東映アニメポスター(2)

東映アニメポスター(3)

東映アニメ制作資料(1)

東映アニメ制作資料(2)

東映アニメキャラクターフィギュア

パディオスを出ると、いよいよ映画村のメインとなる時代劇オープンセットです。

オープンセット(1)

最近時代劇をよく観るので歩いてるだけで楽しい。
建物は撮影に都合がよいように、表と裏で別の店になっていたりしています。

オープンセット(2)

オープンセット(3)

ちょうど修学旅行らしき中学生や遠足に来たらしい小学生、それに海外からの観光客も来ていて、江戸や明治の町並みを歩いています。時代劇というより、時間SFドラマの世界に迷い込んだような不思議な感覚です。
子どもたちがけっこう楽しそうに歩いたり走ったりしてました。

オープンセット(4)

オープンセット(5)

オープンセット(6)

オープンセット(7)

オープンセット(8)

オープンセット(12)

「銭形平次の家」や「池田屋」「新選組屯所」なども。

オープンセット(9)

銭形平次の家の中

オープンセット(10)

オープンセット(11)

で、映画村といえば、昨年度下期の朝ドラ『カムカムエブリバディ』の舞台にもなった場所。
しっかり、『カムカム』のロケ場所を紹介するパンフを作り、ロケ地めぐりツアーをやったりして新しいお客さんを呼び込んでいるのでした。やるなぁ東映。
実は『カムカム』では、映画村のシーンだけでなく、安子の実家の和菓子屋「たちばな」など、町のシーンのいくつかも映画村で撮影されていたのでした。

カムカム映画村めぐりパンフレット

オープンセットの中に「中村座」という劇場があり、忍者ショーが無料で観られるというので見せてもらいました。
ショーはアクション中心の20分くらいのドラマ。殺陣はスピード感があり迫力たっぷり。客席にいた子どもたちも大喜びでした。
やはりヒーローものの原点は時代劇よね。

中村座

忍者ショー

中村座のとなりには「特撮プール」という名の小さいプールがあります。
定期的に水中から怪獣が顔を出す仕掛けが仕組まれています。
怪獣が現れると、見ていた子どもたちから「ネッシー!」の歓声が。
今の子どもにも「ネッシー」の名が浸透していてうれしい。

プールから首を出すネッシー

オープンセットの奥の方には中央広場があり、お昼になると小学生たちがお弁当を食べていました。
そこに建っているのが、映画文化館という立派な建物。

映画文化館

「日本映画発祥の地・京都」を伝承する映画村のシンボル的な存在だそうです。
1階では美空ひばりの生涯と仕事を展示する「美空ひばり座」。
2階は牧野省三賞の顕彰コーナーと日本映画の歴史と偉人を紹介する「映画の殿堂」の展示が観られます。「映画の殿堂」では、作曲家・早坂文雄や特撮監督・円谷英二の紹介も。

美空ひばり座の展示(1)

美空ひばり座の展示(2)

牧野省三賞顕彰コーナー

映画の殿堂(1)

映画の殿堂(2)

映画の殿堂(3)

さて、オープンセットから細い通りを挟んだ向こう側はアトラクション広場。
からくり忍者屋敷や忍者修行道場、お化け屋敷などがあるスペースです。

アトラクション広場

しかし、今やここで存在感を見せているのは、「エヴァンゲリオン京都基地」なのでした。
忍者カフェもエヴァ仕様になっているくらい。

エヴァンゲリオン京都基地(1)

エヴァンゲリオン京都基地(2)

NERVカフェ

エヴァンゲリオン京都基地とはエヴァのパイロット体験ができるアトラクションです。
基地っぽい階段を上っていくと、エヴァの首の後ろに出る。
そこにエントリープラグが付き出していて、パイロット席に座ってエヴァを操縦する気分を味わえる(一瞬だけど)。
最後にエヴァの手のひらに乗って写真を撮ってもらえます。

エヴァンゲリオン京都基地(3)

エヴァンゲリオン京都基地(4)

このアトラクション、体験は無料でできるのですが、途中写真を撮ってもらえるスポットが何か所かあり、その写真がほしい人は購入するというしくみ。
1枚買うと専用のサイトから全てのデータをダウンロードできる。
無料で体験するだけでも楽しく、エヴァの好感度が上がるし、好きな人は写真を買ってさらに満足。
うまいビジネスモデルです。

これで映画村も十分観たかなぁと思ったけど、まだパディオスの上の階を観ていないことに気づきました。
仮面ライダーと戦隊シリーズとプリキュアの展示が行われてるのでした。

メインの展示は、 「仮面ライダーW(ダブル)メモリアル展」 「スーパー戦隊シリーズヒストリー」、そして「プリキュアヒストリー」。
ほとんど等身大の人形が立っているだけですが、これだけ並ぶと壮観です。

特撮ヒーローワールド

仮面ライダーWメモリアル展(1)

仮面ライダーWメモリアル展(2)

スーパー戦隊ヒストリー(1)

スーパー戦隊ヒストリー(2)

スーパー戦隊ヒストリー(3)

プリキュアヒストリー(1)

プリキュアの人形がよくできてます。2次元のキャラクターをよくぞこれだけ再現したと感動しました。
歴代プリキュア映画のポスターギャラリーもよかった(しかしオールスターズ映画が入ってなかったから、全作ではないのでした)。

プリキュアヒストリー(2)

プリキュアヒストリー(3)

プリキュアヒストリー(4)

プリキュア映画ポスターギャラリー(1)

プリキュア映画ポスターギャラリー(2)

プリキュア映画ポスターギャラリー(3)

3階では「スーパー戦隊×仮面ライダー 京都ロケギャラリー」を開催中。

戦隊×ライダー京都ロケギャラリー

結局、 太秦映画村だけで4時間も遊んでしまいました。

まだまだ紹介しきれなかった展示やスポットもあります。

太秦映画村って、特撮、アニメ、時代劇好きの人にとっては、一度入ったら抜け出せない魔境みたいな場所ですね。

東映京都制作作品